「測る 数値の視覚化」
と言う事で”数値の視覚表現”を実践して学んでいきます。
前回は形をとらえて描く練習をしました。ポイントは「適確に影をとらえて表現する事が重要!」でした。今度はそのイラストに情報を加えて表現をして行きます。
重さ、長さ、高さ、動きがあるなら距離、時間、早さなど数値データには色々な種類のデータがあります。それらを誰が見ても分かる様なレイアウトで表現してみます。
Step 1.
文字を描く
まずは測る前にレタリングの練習を行いました。
文字もレイアウトの要素のひとつであり、文字を綺麗に描くことも綺麗なレイアウトの重要な要素になります。
今回の練習はまずガイドラインとして幅30mm,10mm,5mmでガイドをつくりその中に文字を描く練習をしました。
文字は丁寧に書くのですが習字の様に筆の流れを活かした綺麗な文字とはことなり、レタリングした文字を描く練習です。
綺麗な文字を描くコツとして、”上下のガイドラインに合わせていっぱいに大きく描く”、”ひらがなは○のなかに収まる様に、漢字は□のなかに収まる様に描く”、”縦、横の直線をまっすぐ、綺麗な直線で描く”を意識すると綺麗な文字が描けます。まっすぐな直線を引くためには手首を固定して肩から腕全体で線を引くとまっすぐに描きやすくなります。
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原田先生による見本 |
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パソコンが無くても手で綺麗なレイアウトは作れます |
Step 2.
動きを測る
続いて各自用意したおもちゃを観察しながら動きにまつわる様々なデータを抽出していきます。実際におもちゃで遊びながら計測を行って行きます。おもちゃ自体の寸法、重さ、動きの速さ、距離、時間などそのおもちゃの特徴をが現れるデータを集めて行きます。
どのような視点でそのおもちゃを見る事で一番そのおもちゃらしさを表現できる要素になるのかを探すのがこのパートでの重要なポイントです。
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水鉄砲の飛距離の計測の様子 |
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寸法や重さの計測の様子 |
Step 3.
データの視覚化
測った動きのデータを今度は紙面上にデザインして表現して行きます。
単純に数字をそのまま記入すれば良いのではなく、図を使って伝わる表現にまとめていきます。ポイントは数値やデータをピクトグラムで表す事で何がどれくらいの量かを直感的に表現できるようになります。
グラフの様に軸を用意して動きの変化を比較して表現してみたり、上からの視点と横からの視点の両方を画面内に表現してまとめたり、形のないデータをどのように見せるのかがポイントです。
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遠藤先生のアイデアスケッチ例 |
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スケッチブックでアイデア展開 |
Step 4.
作品化
アイデアスケッチが完成したらA3ケント紙で作品を表現して行きます。
全体的にアイデアスケッチで時間を取られてしまい下書きまでになってしまう人が多かったです。1週間あるのでじっくりとレイアウトを考えてみて下さい。
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A3ケント紙で作品づくり |
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原田先生による作品例 |
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学生の作品(途中経過) |
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