2011年10月14日金曜日

02 かたちをとらえて描く

2回目から実質的な作業に入って行きます。
今回は自由に選んで用意してきたおもちゃを観察して

[かたちをとらえて描く]

をテーマに作業を行いました。



















Step1
線で描く、面で描く、点で描く

まず、作品作りの前にウォーミングアップとして、A3スケッチブックで大きく手を動かして肩ならしです。
A3サイズと大きな画面に描いて行くので手先だけでなく全身をつかって大きく描いて行きます。
平行線や波線、斜線や点描、様々な技法を試して行きます。
単純な作業ですが、絵を描いて行く技法は多くはありません。今回扱った、”線” ”面” ”点” を上手くコントロールして表現をしていきます。


Step2
観察しながら描く

続いて用意したおもちゃを観察しながら形を描いて行きます。Step1での線、面、点の組み合わせが表現の鍵です。また、「おもちゃをどの角度から見るのか」が重要な要素です。そのおもちゃが一番魅力的に見える角度はどこか?見ているだけでは気づかない事も実際に描いてみて気づく事もあります。手を動かして学んで行く事が重要なので時間いっぱい沢山描いて行きます。


Step3
技法を用いて描く
描く構図が決まったら更に作品にしていくために色々な技法を試してみます。今回は立体を平面に置き換えた時によく使われる3つの技法を取り上げます。


a. シルエット:そのものの全体が把握できるような角度からの輪郭線のみを捕らえた表現。光を当てた時に壁に映るそのモノの影。


b. ハイライトとシャドウ:モノの表面の凹凸に注目し、ある方向からの光が当たっている部分と影になる部分の2階調による表現。光の当たる角度と、それをどこから見るか、光と影の境界をどこに置くかがポイント。

c. ダブルトーン:2階調化した表現の陽と陰のそれそれに一つの色を割り当て、配色によってそのモノのかたちを印象づける表現。同系色、補色、寒色と暖色、進出色と後退色など、組み合わせの工夫で様々なイメージを創り出せる。


Step4
作品化

「かたちをとらえて描く」
をテーマに作品を作って行きます。今回はA3の一枚の中に3種類の技法をそれぞれ描いて行きました。

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